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社会福祉法人 巣立ち会 リカバリーカレッジ
電話番号:
0422-56-8261

リカバリーカレッジ

開校にあたって

ごあいさつ

 リカバリーカレッジと当会との出会いは、平成23年2月にさかのぼります。この年に東京都の助成金を活用して、イギリスのみならず世界的な精神保健福祉の向上に貢献されているジェフ・シェパード氏をお招きできたのです。
 当会では、平成4年の発足以降、リカバリーを主軸とした支援をおこなってきました。それをさらに進めるために、平成17年度から三鷹市の委託を受けて「ピアサポート事業」に取り組んでいます。カリフォルニアからピアカウンセラーのロビンソン夫妻、またWRAPのコープランドセンターからジニー・ホワイトクラフト氏やジーナ・カルホーン氏をお呼びして研修会を開催するなど、リカバリーの本質を捉えようという試みを続けてきています。その中で、ジェフ先生が話したリカバリーカレッジは、イギリス最新のモデルとして強く印象に残るものでした。
 この思いは、翌年2月にジェフ先生のご紹介で実際に英国ノッティンガム・リカバリーカレッジの責任者を務めているジュリー・レパー氏をお招きしたことで、ぜひこれを日本でも実現させたいという信念に変わりました。ただ単に「リカバリーは素晴らしい」ではなく、リカバリーを促進していくために何をすれば良いのか、それを「リカバリー戦略」という細かい指針として明確な努力目標としている英国での 実践の中核が、リカバリーカレッジにあると感じたのです。
 そこで1年間の準備期間を経て、平成25年に三鷹市でリカバリーカレッジを開講しました。まずは形を整えて開始し、4年かけて徐々に拡充しながら現在に至っています。昨年は運営スタッフが実際に訪英して実地のカレッジを視察し、またその時のご縁が元で今年度は東京大学の方々とコラボレーションした講座を開くなど、やれることを(このHPもその一つです)着実に増やしてきました。

 リカバリーカレッジは多くの当事者の方やご家族、そして市民の方に、「学ぶこと」を通じてもっと元気になってもらえる場所です。 「深刻な精神的苦痛から立ち直り、社会的な繋がりを取り戻せば、人は誰でもリカバリーできる」それを実感できる場所です。
 さらに、専門家を教育することもできます。現在の日本の精神保健医療福祉の中では、本当のリカバリーが実践できていません。 専門家がもっと時間をかけて当事者や家族、市民の皆さんの話に耳を傾けなくてはいけませんが、それには真に開かれた場所が必要です。リカバリーカレッジにはそれがあります。
 私たちは、さらに多くの方々の参加を必要としています。どなたでも参加できます。どうかお気軽に覗きに来てください。

社会福祉法人巣立ち会
田尾 有樹子
法人ホームページはこちらから


バナースペース

社会福祉法人巣立ち会(リカバリーカレッジ運営チーム)

〒181‐0012
東京都三鷹市上連雀1丁目1-3
巣立ち会 サザン

Tel:0422-56-8261
E-mail:rc@sudachi-kai.or.jp
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